王様の耳はロバの耳

言いたいけど言えないからここにうずめる

ハイステ配信作おすすめまとめ

現在、動画配信サービスDMM.comにて ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』(通称ハイステ)シリーズ最新作と過去作9作品の全10作品が視聴可能となっています。


こちら



2020/5/31までなので、明日で終わりですね。
発表されてすぐこのブログ書き始めたんですけど、ほそぼそ書いてたら1ヶ月経ってた。
え…早くない…?私の1ヶ月どこいった…?
完全に今更だなあと思ったのですが、ひっそりとアップします。



この記事では、「ハイステ、ちょっと見てみたいけど どれから見たらいいのかわからない」という方へ、配信中の10作品について

・実施試合
・登場キャラ(公式サイト「キャスト・スタッフ」ページへのリンク)
・個人的な感想

をまとめました。
もし何かの参考になりましたら嬉しいです。


● はじめに


○ ハイステの特徴

独断と偏見で考えたハイステの特徴は以下の通りです。
・キャラクターそのものな演者の存在
・音楽と振付によるキャラ&試合描写
・烏やゴミ捨て場等イメージの具象化
・「人力」というアナログな表現手法
・見ているだけでも手に汗握る運動量
・張り巡らされた段取りによる緊張感
・原作ハイキューに対する愛情と執着
・承服しがたい改変とオリジナル要素


いや一番下絶対ダメだろって感じなんですけど、でも確実にあると思うんですよね……これが許せるかどうかは本当にその方の信条によると思うので、そういうの無理という方は見ないほうが安全な気がします。
私自身は、一番下が気になりつつも上の6つの部分の好き度が上回ってくれるので楽しめているという感じです。



○ どれから見るか

個人的には、
・とりあえず②(①の再演)から見てみる
または
・好きな試合の作品から見てみる
のがとっつきやすいのではと思います。


「過去より今」の方には、新生烏野キャストが登場、かつ、話的にも区切りのいい⑨がおすすめです。



「ハイキューあんまり良く知らないけど見てみたいと思った」方には、はじまりの物語である②をおすすめします。
ちなみに原作の1話から3話まで(②の序盤にあたります)は少年ジャンプ+で無料で読めます。



(6/3追記)
ゼブラックでは6/7まで119話分無料だそうです。




アニメの第1話はABEMAで見られるみたいです。dアニメストアとかだとなんと1期から4期まで全部見られますね……!!!
声がアニメの声優さんに似ている役者さんもいるので、見ているとより楽しめます。(初代だと一年生の影山くん・月島くん、二年生の西谷さんなどが似ていると思いました)


時間がない方は公式PVだけでもどうぞ。
youtu.be






あとこれは私信ですが木村達成さんの影山は①〜④に出てます。




以下、10作品について。


① ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」(2015)
  • 雪ヶ丘vs北川第一、3対3、烏野vs青城、町内会戦
  • 登場キャラ

木村達成さんの影山が影山すぎて影山。
円盤で初めて見た時の私はこんな感じでした ↓
音楽「デデッデッデッデッ」
影山バサァ
私「影山…!?」
影山動く
私「影山…!!」
影山喋る
私「影山!!!!!!」
終演
私「影山は実在した」

全ての始まり、全てが尊い
「なんで居る!?」からのオープニングが好きすぎて一度見始めたら何度でも見るしこの後に続くシリーズもずっとオープニングで泣く。音楽×役者×原作絵の素晴らしい化学反応、このオープニングだけでも見てほしい。



② ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 “頂の景色”(2016)
  • 雪ヶ丘vs北川第一、3対3、烏野vs青城、町内会戦 ※初演の再演
  • 登場キャラ

烏野、早くもここに極まれり。
①の再演なのでお話は同じですが、あちこちが進化しています。①か②のどちらか一つを見るなら、②かな…でも①も①の良さがある…カメラワークも①の方が良かったような気がしないでもない。でも表現は②のほうが深まっている……悩ましい……両方見ると楽しいよ!
さっき「オープニングだけでも見てほしい」って言いましたが、あれは嘘です、最初から最後まで見てほしい。お面かぶった人がたくさん出てきてもやめないで見続けてほしい
いやほんと、ほんと、全部いいけど、町内会戦の烏野高校むちゃくちゃいいから……………旭さんとノヤさんとスガさんと大地さんと日向と影山と田中さんとツッキーと山口と縁下………烏野ほんと烏野だから…………ただし初期の縁下は少しキャラが変わっており縁下推しの方は抵抗があるかもしれません、⑤です、⑤を見るのです……
あと日向と影山のリアル身長差にも注目してください。
今この作品を見ると、43巻からの『Vリーグ編』とリンクするシーンも多いので感慨深いです。最近原作から離れている方には43巻の公式PVをおすすめしたい…っ!(ネタバレあり)
youtu.be




③ ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 “烏野、復活!”(2016)

伝説はここから始まる。
前作はそれだけで素晴らしかったけど、この作品はその後もこのシリーズが長く続いていくであろうという予感がびしばししました。それほど音駒と伊達工と池尻くんがハマりにハマってた。オープニングだけならこの作品が一番好きかもしれない。ただし後半歌うので歌NGの方は要注意。
あと黒尾さんの「一人時間差」を見て「そんなんだっけ!??!?」ってみんなに思ってほしい(好き)。
この作品の立ち上げ時に「常波なかったらハイキューじゃないです」って言ってくれた須賀さん(日向役)や、①の時台本になかったのに(投影だけの予定だった)「打ち切ってこそエース」を稽古で言い続けて自分の台詞にした冨森さん(旭さん役)などなど、初代烏野が彼らだったからこそ「ハイステ」の礎は築かれたのだと思うのですよね…



④ ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 “勝者と敗者”(2017)

見るのがしんどい。
あのしんどさが舞台上に立ち現れています。つらいけど目が離せない。
ただオリジナル要素が強めなので初見の時は身構えたほうがいいかもしれない。
スガさんの「"うちの連中は"」という問いとそれに続く影山の「"ちゃんと皆強い"」という答え、原作&アニメと舞台版で全然雰囲気違うんですよ……私はできるだけ原作に忠実にやってくれるのが一番だと思ってるんですけど、でもこの違いを見せられて、これが、舞台化の醍醐味のひとつといえるのかもしれないと強く思いました。生身の人間がキャラクターと深く同化することで生じる「ぶれ」。舞台版がどうなってるのか、なぜこうなったのか、ぜひ見てほしいです。
ちなみにアニメはこう!
youtu.be



⑤ ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 “進化の夏”(2017)

第3体育館ーーーーーッッ!!!!
この作品で(というか初演から)ツッキーと山口をやっていた小坂さんと三浦さんが⑦まで続投してくれたの感謝しかないんですよね……キャラクターと役者さんの両方で一貫性とドラマが生まれた……丁度3年間ですよ……リアルに高校生活ですよ……
個人的にはキルブロックの演出が好きなんですけど、それも含めこの作品では後継の作品に受け継がれていくギミックや音楽が多いです。私たちはこの先何度でも「あの夏」を思い出す。
あとこの作品から女性キャラクターたちも登場するのですが、みなさん可愛くて綺麗で再現度高すぎなので見てください。



⑥ ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 “はじまりの巨人”(2018)

とにかく楽しい。
和久南も条善寺もチームとしてのまとまりが良くて安定感がすごいです。むちゃくちゃ仕上がってる。条善寺のメンバーが和久南戦で中島くんの家族応援団やってるの大好き。
そして縁下役の川原さんの熱演。キャラクターと役者さんががっちりハマった時、さらにそこに情熱と演技力が加わったらどうなるかというとこうなりますぜひ見てください。



⑦ ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 “最強の場所(チーム)”(2018)

この2試合を1回でやるの…!?
個人的にこの作品と④の“勝者と敗者”は、気軽には見返せない2TOPです。感情のアップダウンが激しく、見ているだけでも消耗します。ハイステに関してよく語られる「熱量」というものが、この作品で一旦の頂点に達している気がします。加藤さん演じる天童覚くんの可愛さは癒し。
青城、白鳥沢、烏野の、魂が叫んでいるような舞台です。
ツッキーのあのシーンで投影される過去が全部小坂さんのツッキーなのは、有り難い奇跡。あと!なんと音楽の和田さんが舞台上で生演奏しているよ!!リアル背中は俺が護ってやるぜだよ!!
そしてしっかりと見届けたい、日向翔陽役・須賀さんの、全方向への愛の大きさ。



⑧ ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 “東京の陣”(2019)

音楽が彼らの個性を際立たせる。
全然いまに始まったことじゃないんですけど、和田俊輔さんの音楽の力が爆発しています。前作で初代烏野メンバーが卒業してしまった中、和田さんの音楽が存在し続けてくれている意味は大きい。あと音駒の安心感ね……ゴミ捨て場の決戦、やるならキャストさん続投してほしいな……
「デーデデ デーデデ カッ」から始まるオープニング、「かっこいいの方向性間違ってるな」って思うんですけど、音駒も梟谷も戸美もめちゃかっこいいんで好き^_^ってなりました。個人的には戸美が沼すぎた。歌って踊ってほんとかっこいい。ちょっとこう悪い色気のある感じが好きな方は絶対見たほうがいいです。
とりあえず福澤さんの大将優があまりにも大将優だから見て。
あと私はこっそり東さんの木葉さんを推しています。



⑨ ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 “飛翔”(2019)
  • ユース合宿、1年選抜合宿、烏野vs伊達工、ここが私の最前線
  • 登場キャラ

潔子さんファンは見るしかない。
キャスト一新の烏野、新たな物語が始まっています。その先陣を切ったのは、なんと潔子さん。これまでとは少し違った切り口、語り口。今までのハイステには「うっわキャラクターそのものだ!!!」という喜びがあったけど、大久保さんの潔子さんには「潔子さんを3次元の人間にしたらこんな感じなのか!!!」という新たな驚きがありました。凛とした彼女の声と佇まいをどうか見てほしいです。
そして、新たな烏野メンバーたちの等身大感がかなり新鮮。あとつわぶきさんの佐久早さんがなんかいいから見て。


⑩ ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 “最強の挑戦者(チャレンジャー)”(2020)

「わたしのすきなハイステと違う」
まずゲネプロの映像を編集してオフィシャルに配信することを決定してくださった運営様には感謝しかないです。本当にありがとうございます。
以下、初見なので長々感想書きます。まとまりなくてすみません。ネタバレ灰色で書きます。半目で読み飛ばしてくださいすみません。


いや何が違うと感じたかって、稲荷崎の稲荷要素がそんなに前面に押し出されていなかったところです、狐とか鳥居とか。振付も音も美術も照明も衣装も狐を想起させるものそんなになかったような気がしたんですけど、目が節穴なので見落としてたらほんとすみません!!!
無かったことがショックというよりそこにショックを受けてる自分にショックというか、私ハイステで蛇とか猫とか出てくるのがそんなに好きだったんか……と思いました。唯一狐っぽい提灯行列のとこはとてもテンション上がった。
あと宮兄弟と日向が解釈違いでしたっていうかそもそもハイステでは毎回多かれ少なかれ解釈違いを起こしているのでそこは全然問題なかったはずなのに、今回に関しては初めて「譲れない」って思ってしまったのが驚きでした、私そんなに宮兄弟のこと好きだったんか……いや宮兄弟、舞台版の宮兄弟はあの感じで大正解だと思います、むちゃくちゃいいです、愛しさ倍増である。しかし私はイケイケどんどん(イケイケどんどん)なミャーツムの突如として現れる夕凪みたいなところが好きやったんや……コートを支配する宮ツインズの静けさに惹かれたんや……
でも本当に、松島さんと神里さんの宮兄弟は良きツインズだと思います。騒がしくて(褒めてる)鋭角的でかわいい。めちゃくちゃいい反発シンメ。ついでにアランくんの「揉め事すな」のツッコミ完璧。
あと日向はなんか無礼に見える振る舞いがあってそこだけ強烈な違和感を覚えました、日向は天真爛漫というか突拍子も無いところはあるかもしれないが失礼なヤツではない。と思う。
ところで、醍醐さんと赤名さんの日向と影山は歴代日向影山より若干語気が荒いというか言葉の始末がぞんざいなように聞こえるんですけど、そこにすごくリアルな若さがあって良いなあと思います。このおふたりがこうあることで、(しかもモチーフの動物が出てくる・歌うなどの非現実的な要素やデフォルメが減っていることで)ちょっと、「実写化」に近い感じがしました。
個人的には高田さんの北さんの動きと喋りが良いなあと思いました。地に足のついた説得力と存在感があったし、バケモンたちのなかにあって「そうではない人」としてちゃんと際立っていた。「悪目立ちせず目立つ」って難しい、すごい。ただ、北さんが良かったからこそとあるシーンで烏野の横断幕がなかった(気がした)のが気になってしまいました、個人的には稲荷崎と烏野両者掲げてこそだと思うんですよあのシーン!!!!!
見終わって思ったのは、なんだかんだ言いつつこの読後感は①の初演を初めて見た時に似ているのではないか……!?ということです。私は恐れ多くもこんなブログを書きつつ実は①を円盤で最初に見た時は「うーん?」と思っていました、でも影山や音楽に惹かれてもう一度見たら見方がわかってきて楽しめるようになったみたいなとこがあって、今新生ハイステ、新生烏野に対しても同じようなことが起きているのかなあという感じです。でも多分、脚本や演出の原作からの切り離し方・まとめ方とか、①と本当に似ているところがあると思う。
次も楽しみです。







以上10作品についてでした。


なお配信を見てハイステ好きかも…と思われた方には、バクステや全景映像、カーテンコールでの役者さん一人一人の挨拶などが収録されているBlu-ray、DVD版もおすすめです。
役を離れた時の彼らの意外な素顔、作品に対する思い入れ、どんな覚悟でキャラクターを演じてきたか、など色々知ることができます。役とのギャップにびっくりしてそのまま沼に転がり落ちることも…しばしばある(実体験)





以上、ここまで読んでくださってありがとうございました。