王様の耳はロバの耳

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ハイステ “勝者と敗者” 感想メモ(ネタバレあり)

影山君の強さ
上手さの要因は


高いプライドと
でもそれを上回る


上達への貪欲さだと思うから

──『ハイキュー!!』7巻より



先日、ハイステ“勝者と敗者”東京公演を観てきたので感想をメモ…したいのに、どうしても上手く時間が作れずここまで来てしまったのですが、
最近家にあるのと同じパンまた買って来ちゃったりして「やべぇ、人ってまじ忘れる生き物だよね」って実感したので、
自分が忘れたくないことを、思いついた順番にとりあえずメモしていこう…増やしていこう…感想を……育んでいこう…ひとつの記事を……と心に決めました。



とりあえずはじめにメモしておきたいこと。
前公演で「木村さんの演じる影山と私の中の影山のイメージは完全に袂を分かっている」と痛感したはずなのに、
それでもこんなにも木村さんの影山を見たいと思ってしまうのは、
やっぱり何度見ても見た目は気持ちいいくらい影山なのと、キャラの「妖怪っぽさ」に代わるピースとしてはめ込まれている「人間味」の妙によるものだな…、と思っていましたが、今回あらためてもうひとつ認識したことが。
なんか、たとえば冒頭の武田先生の言葉のような、私の中で「影山の本質」とも言える部分が、舞台上の木村さん演じる影山に重なって残像のようにちらつくんですよね……ほら私……木村さんのファンだから……
三時間出ずっぱりで舞台に立って、試合をやって、及川さんと対峙して、感情露わにして動き回ってなんかもうアクロ的なことまでやりだして、最後の方とか「あああまだ動くの」とか思うんですけど、ほんと、そこからまだ動くから。合格圏入っててもそこからのあと一歩が必ず出るから。
これは別に木村さんだけじゃなくて劇団ハイキューの全員に言えることですけど、その一歩のみなもとってなんなんだろうか。


もちろん役者さんなので決められたことをやるのは当たり前なんですけど、「終盤、疲れてる」ことがわかった上でそれをやると決められて合意していることがもうアレだし、
そこで手を抜かない(いやそれも当たり前なんでしょうけど)でいられるのがさらにアレでもう、
器用なのにがむしゃらになれるってなんかすごくないですか。
アレってなんだ。わかんないけど。
そういう時の木村さんが滲ませる、「もっと、もっと上へ、まだだ、まだやれる、まだ行ってみせる」みたいな気迫がとても好きです。
よく言っている「嘘をつかない演技」のひとつの集大成を見てるような気分でした。




あっあと今回は地毛じゃなくてウィッグだったと思うんですけど、頭の感じがちょっとしっくり来なかったので、今更ながらに「木村達成は髪質すら影山っぽかったのかよ」と思いました。
いままでの頭とても影山だったな頭。




あーーあと音楽のこととか烏野メンバーに撃ち抜かれたとこと青葉城西についてと、国見ちゃん、舞台を走る光の良さとかアニメのオーケストラコンサートからの流れとかあれもこれも書いとかないと忘れちゃう。
進化していくためののびしろみたいなのもたくさん散りばめられていたので、千秋楽のライビュもとても楽しみです。




なんでこんな中途半端な状態でアップしてしまおうと思ったかというと、
木村さんが2018年3月のミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』に出演すると知ったから。



楽しみ!!!!!





ほんと、何度でも言うけど、誰かのファンでいられることってめっちゃ楽しいですね……。



娯楽だいじ!つづく