王様の耳はロバの耳

言いたいけど言えないからここにうずめる

【いざ、終幕】ハイステ過去作品おすすめまとめ

2020年12月25日(金)10時より、
動画配信サービスDMM.comにて ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』(通称ハイステ)シリーズの過去11作品のアーカイブ配信がスタートしました。


詳細はこちら




(2021/06追記)


2021年3月より、配信プラットフォームが拡大されました。
当初のDMMに加え、AmazonプライムビデオやParaviなど21のサイトにて配信されています!

詳細はこちら


(追記終わり)



この記事では、「ハイステ、ちょっと見てみたいけど どれから見たらいいのかわからない」という方へ、配信中の過去11作品について


・実施試合
・登場キャラ(公式サイト「キャスト・スタッフ」ページへのリンク)
ゲネプロ(公開リハーサル)動画へのリンク
・個人的な感想


をまとめました。
もし何かの参考になりましたら嬉しいです。


※ 本記事は以前アップしていた記事の内容を修正・最新化したものです。









[目次]

 
 
 
 

1. はじめに

1.1. 配信作品


 今回配信が予定されているのは下記の全11作品です。


 ① ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」(2015)
  < 以下、サブタイトルのみ >
 ② “頂の景色”(2016) ※ ①の再演
 ③ “烏野、復活!”(2016)
 ④ “勝者と敗者”(2017)
 ⑤ “進化の夏”(2017)
 ⑥ “はじまりの巨人”(2018)
 ⑦ “最強の場所(チーム)”(2018)
 ⑧ “東京の陣”(2019)
 ⑨ “飛翔”(2019)
 ⑩ “最強の挑戦者(チャレンジャー)”(2020)
 ⑪ “ゴミ捨て場の決戦”(2020)




(2021/01/16追記)
公式より上記作品のオープニング集が無料公開されました!!
まずこちらをご覧になって演劇ハイキューの雰囲気を感じ取っていただければ…!!
コメント欄に各作品への時間リンクをまとめてくださっている方々もいらっしゃいますので、ぜひ。

見てると色々感想が溢れてくるけど…映像担当の大鹿奈穂さんは…天才なのでは…?
とりあえず個人的にOP関連で一番印象に残っているエピソードは「“烏野、復活!”OPの烏野メンバーのマッピングはカウントだけ指定されて役者さんたち本人が考えた」ってやつです。
お…王様……
(追記終わり)



1.2.ハイステの特徴


 独断と偏見で考えたハイステの特徴は以下の通りです。


 ・キャラクターが飛び出してきたかのような演者の存在
 ・キャラと観客の心情に寄り添い、かつ試合を盛り立てる音楽と振付
 ・見ているだけでも手に汗握る運動量と熱量
 ・アナログな人力手法と安定したプロジェクションマッピングの相乗効果
 ・キャストのお芝居とスタッフワークからにじみ出る原作ハイキューへの愛情と執着
 ・たまに(わりと)ある原作改変とオリジナル要素



いや一番下はダメだろ…って思う方もいると思うんですけど、これが許容ラインを超えているかどうかは本当にその方の信条によると思うので、まずは「改変少しありますよ」とだけはお伝えしておきたいです。そういうの一切無理という方や、ゲネプロやオープニング集動画を見て合わないと思ったら見ないほうが安全な気がします。
私自身は、それが気になることがありつつも他の好き度が上回ってくれるので楽しめているという感じです。



1.3.どれから見るか


 個人的には、
 ・とりあえず最初の①から
  または
 ・好きな試合のある作品から
 ・好きな役者さんの初出演作品から
 がとっつきやすいのではと思います。



(続きものではありますが、ある程度一公演完結型なので、途中から見ても大丈夫かと思います)



「過去より今」の方には、烏野メンバーが現在のキャストに一新され、かつ、話的にも区切りのいい⑨(飛翔)がおすすめです。



「ハイキューあんまり良く知らないけど見てみたいと思った」方には、はじまりの物語であるをおすすめします。


なお原作の1話から3話まで(①の序盤にあたります)は少年ジャンプ+で無料で読めますので、よろしければぜひ先にこちらをどうぞ。





また、アニメの第1話(①の序盤にあたります)はGYAO! にて無料で視聴できます。



Amazonプライムdアニメストアとかだとなんと1期から4期まで全部見られますね……!!!


声がアニメの声優さんに似ている役者さんがいるので、見ているとより楽しめます。
①だと、一年生の影山くん(木村達成さん)・月島くん(小坂涼太郎さん)、二年生の西谷さん(橋本祥平さん)などが似ていると思いました。





時間がない方は公式PVだけでもどうぞ。



原作PV


アニメ第一期PV





あとこれは私信ですが、初代・影山飛雄役の木村達成さんは①〜④に出ています。








2. 過去11作品の概要と感想

 
 
以下、配信中の過去11作品について、その概要と超個人的な感想です。

 

① ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」(2015)


木村達成さんの影山が影山すぎる。


円盤で初めて見た時の私はこんな感じでした ↓
音楽「デデッデッデッデッ」
影山バサァ
私「影山…!?」
影山動く
私「影山…!!」
影山喋る
私「影山!!!!!!」
終演
私「影山は実在した」


全ての始まり、全てが尊い「なんで居る!?」からのオープニングが好きすぎて一度見始めたら何度でも見るし、この後に続くシリーズもずっとオープニングで泣く。音楽×役者×原作絵の素晴らしい化学反応、このオープニングだけでも見てほしい。
そして今この作品を見ると、43巻からの『Vリーグ編』とリンクするシーンも多いのでとても感慨深いです。最近原作から離れている方には43巻の公式PVをおすすめしたい…っ!(ネタバレあり)




② “頂の景色”(2016)


烏野、早くもここに極まれり。


①の再演なのでお話は同じですが、あちこちが進化・深化しています。
(2021/01/16追記:①と②どちらかひとつだけを見るならどっちか問題ですが、個人的には、①の方がカメラワーク的に見やすい気がするので、「なんとなく見てみる」ならこっちかな…?と思います。が、②の方はお芝居も演出も進化しており、特に①で余白だった部分にも感情が宿っているというのがかなり大きいので、後続作品も見る可能性が高いなら②かなあ…と…思います…!すごくハマったら見比べると楽しいです…)
さっき「オープニングだけでも見てほしい」って言いましたが、あれは嘘です、最初から最後まで見てほしい。お面かぶった人がたくさん出てきてもやめないで見続けてほしい
いやほんと、ほんと、全部いいけど、町内会戦の烏野高校むちゃくちゃいいから……………橋本祥平さんのノヤさんがめちゃくちゃノヤさんだから……あと旭さんとスガさんと大地さんと日向と影山と田中さんとツッキーと山口と縁下………烏野ほんと烏野だから…………ただし初期の縁下は少しキャラが変わっており縁下推しの方は抵抗があるかもしれません、⑤です、⑤を見るのです……
あと日向と影山のリアルな身長差にも注目してみてください。
なおこちらは個人的に好きな写真です。






③ “烏野、復活!”(2016)


伝説はここから始まる。


前作はそれだけで素晴らしかったけど、この作品はその後もこのシリーズが長く続いていくであろうという予感がびしばししました。
それほど音駒と伊達工と池尻くんがハマりにハマってた。
オープニングだけならこの作品が一番好きかもしれない。ただし後半歌うので歌NGの方は要注意。
あと黒尾さん(近藤頌利さん)の「一人時間差」を見て「そんなんだっけ!??!?」ってみんなに思ってほしい(好き)。
この作品の立ち上げ時に「常波なかったらハイキューじゃないです」って言ってくれた須賀健太さん(日向役)や、①の時台本になかったのに(セリフを投影するだけの予定だった)「打ち切ってこそエース」を稽古で言い続けて実際に口に出す台詞に変えた冨森ジャスティンさん(旭さん役)などなど、初代烏野が彼らだったからこそ「ハイステ」の礎は築かれたのだと思うのですよね…!!




④ “勝者と敗者”(2017)


見るのがしんどい。


あの原作のしんどさが舞台上に立ち現れています。つらいけど目が離せない。
ただオリジナル要素が強めなので初見の時は身構えたほうがいいかもしれない。(今ゲネプロ動画を見たら試合中に急に影山が指揮をしだした(しかもなぜか研磨が入ってくる)ので謎が多すぎて思わず「!?」となってしまいましたが、最初から見れば意味はわかると思うので…一応安心してください……)
さいっっっっこうのスガさんを演じてくれた猪野広樹さんの「"うちの連中は"」という問いかけと、それに続く影山(木村達成さん)の「"ちゃんと皆強い"」という答え、原作&アニメと舞台版で全然雰囲気違うんですよ……私はできるだけ原作に忠実にやってくれるのが一番だと思ってるんですけど、でもこの違いを見せられて、これが、舞台化の醍醐味のひとつといえるのかもしれないと強く思いました。生身の人間がキャラクターと深く同化することで生じる「ぶれ」。舞台版がどうなってるのか、なぜこうなったのか、ぜひ見てほしいです。
ちなみにアニメはこう!




⑤ “進化の夏”(2017)


第3体育館ーーーーーッッ!!!!


この作品で(というか初演から)ツッキーと山口をやっていた小坂涼太郎さんと三浦海里さんが⑦(白鳥沢戦)まで続投してくれたの感謝しかないんですよね……キャラクターと役者さんの両方で一貫性とドラマが生まれた……丁度3年間ですよ……リアルに高校生活ですよ……
個人的にはキルブロックの演出が好きなんですけど、それも含めこの作品では後継の作品に受け継がれていくギミックや音楽が多いです。私たちはこの先何度でも「あの夏」を思い出す。
あとこの作品から女性キャラクターたちも登場するのですが、みなさん可愛くて綺麗で再現度高すぎなので見てください。




⑥ “はじまりの巨人”(2018)


とにかく楽しい。


和久南も条善寺もチームとしてのまとまりが良くて安定感がすごいです。むちゃくちゃ仕上がってる。条善寺のメンバーが和久南戦で中島くんの家族応援団やってるの大好き。
この作品で、①で澤村大地役だった田中啓太さんが②以降大地さんを演じていた秋沢健太朗さんから再度バトンを受け取ります。ハイステでは何度かキャストの入れ替わりがありますが、そこが「どう繋がれたか」も注目したいポイントのひとつ。複数人で演じることで、キャラクターの良さが拡がることがあります。
そしてなんといっても縁下役の川原一馬さんの熱演。キャラクターと役者さんががっちりハマった時、そこに 情熱と演技力 が加わったらどうなるかというとこうなりますぜひ見てください。
ていうか今更だけど、塩田康平さんの田中先輩はほんとびっくりするくらい「まんま」だな。




⑦ “最強の場所(チーム)”(2018)


この2試合を1回でやるの…!?


個人的にこの作品と④“勝者と敗者”は、気軽には見返せない2TOPです。
感情のアップダウンが激しく、見ているだけでも消耗します。ハイステの特徴としてよく語られる「熱量」というものが、この作品で一旦の頂点に達している気がします。加藤健さん演じる天童覚くんの可愛さが癒し。
青城、白鳥沢、烏野の、魂が叫んでいるような舞台です。
ツッキーのあのシーンで投影される過去が全部小坂涼太郎さんのツッキーなのは、有り難い奇跡。あと!なんとハイステのすべての音楽を作っている和田俊輔さんが、舞台上で生演奏しているよ!!リアル背中は俺が護ってやるぜだよ!!
そしてしっかりと見届けたい、日向翔陽役・須賀健太さんの、全方向への愛の大きさ。




⑧ “東京の陣”(2019)


音楽が彼らの個性を際立たせる。


全然いまに始まったことじゃないんですけど、和田俊輔さんの音楽の力が爆発しています。そして振付が最高。
前作で初代烏野メンバーが卒業してしまった中、和田さんの音楽が存在し続けてくれている意味は大きい。あと音駒の安心感ね……
「デーデデ デーデデ カッ」から始まるオープニング、「かっこいいの方向性間違ってるな」って思うんですけど、音駒も梟谷も戸美もめちゃかっこいいんで好き^_^ってなりました。個人的には戸美が沼すぎた。歌って踊ってほんとかっこいい。ちょっと悪い色気のある感じが好きな方は絶対見たほうがいいです。
とりあえず福澤侑さんの大将優があまりにも大将優だから見て。
あと私はこっそり東拓海さんの木葉さんを推しています。




⑨ “飛翔”(2019)


潔子さんファンは見るしかない。


キャスト一新の烏野、新たな物語が始まっています。その先陣を切ったのは、なんと潔子さん。これまでとは少し違った切り口、語り口。今までのハイステには「うっわキャラクターそのものだ!!!」という喜びがあったけど、大久保聡美さんの潔子さんには「潔子さんを3次元の人間にしたらこんな感じなのか!!!」という新たな驚きがありました。凛とした彼女の声と佇まいをどうか見てほしいです。
そして、新生烏野メンバーたちの等身大感がとても新鮮。うわ高校の部活ってこんな感じだったなー!!と思いました。ここから春高編をやっていく(観ていく)にあたって、すごく大事な感覚のアップデートだった気がします。
あとつわぶき峻さんの佐久早さんがなんかいいから見て。
あとあと、私は伊達工のみなさんが大好きです。




⑩ “最強の挑戦者(チャレンジャー)”(2020)


喝采は要らん ちゃんとやんねん」


こちらの公演は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、初日を迎えたあとすぐに中止となりました。
この配信映像はゲネプロの模様を編集したものです。でも、当たり前だけど、ちゃんと作品として仕上がっています。みんな、ちゃんと、やっている。その姿を公式として映像で残してくださったことには感謝しかないです。
個人的には、高田舟さん演じる北さんの動きと喋りが良いなあと思いました。地に足のついた説得力と存在感があったし、バケモンたちのなかにあって「そうではない人」として際立っていた。あの姿は「常波なかったらハイキューじゃないです」の言葉によって舞台に立つこととなった池尻隼人くん(松田裕さん)と同じくらい、「ハイステ」が「ハイキュー!!」の物語であり続けるのに必要な佇まいだったと思います。




⑪ “ゴミ捨て場の決戦”(2020)


そして祭が終わる。


2016年に初代烏野キャストたちと鎬を削った初代音駒キャストたちが(もちろん交代して新たな役者さんによって“繋がれた”キャラクターもいますが)、
4年後の2020年に新生烏野キャストたちとゴミ捨て場の決戦をやってるんですよ。もう何も言うことない……!!けど、私は孤爪研磨(永田崇人さん)のこの顔を見たくてハイステを見続けていたのかもしれない、そんなふうに思いました。
バレーボールって面白いね…!!
あと個人的に特筆すべきは、鎌苅健太さん演じる武田先生の「子供に接する大人としての在り方」だと思っています。漫画「ハイキュー!!」が高校生たちをどのように描き、どのように見守ってきたかを改めて教えてくれるようなお芝居です。私は彼と烏養さん、そしてその教え子である烏野メンバーたちが「次の試合」をどう戦っていくのか、とっても興味がわきました。









以上、配信中の過去11作品についてのまとめでした。


なお、個人の趣味で一部の役者さんやキャラクターのお名前を挙げていますが、お名前を出していない役者さんもキャラクターも、もちろんみなさん素晴らしいです。



どこ見たっていいの!
舞台の上に面白くない人は居ないの!



それがハイステです!!





3. おわりに


2021年春、“頂の景色・2” の公演をもってハイステはついにその5年半の歴史に幕を下ろします。











“頂の景色” は、初代の彼らが見た景色。


そこから5年を経た来年の春、現・烏野メンバーがどんな景色を見るのか、どんな景色を見せてくれるのか、本当に楽しみです。



どうか、その幕が無事に上がりますように。




いざ、終幕。











以上、ここまで読んでくださってありがとうございました。