ものすごいうろ覚えなんですが、ちょうど一ヶ月くらい前、イベントでハロプロメンバーの子がこんなことを言っていたと聞きました。
「これから知った人たちを後悔させて、今まで好きでいてくれた人たちのことをもっと喜ばせたい」
これほんと真理だと思うし、まさに今私はテニミュについて深追いしなかったことを後悔しています。誰かのファンになる瞬間って、なんで今までこの存在に気がつかなかったんだって心底後悔するけど、そこから先の領域はほんとうにたのしい。
そんなわけで、演劇ハイキュー‼︎で木村達成さんのことを知り、周回遅れで出演作を見たので感想メモ。
ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン
海堂薫役の木村達成さん。「最初は上手くなかったんだ…!」というのが第一の感想です。はじめから結構こなせちゃうタイプの役者さんなのかと思っていたので、「成長してここまで来ていた」というのが驚きでしたね…。7代目の青学は噂に違わず歌もダンスもめきめき上達していってなんかもう痛快くらいの気分でした。生の現場で確変を目の当たりにした方たちは鳥肌モノだっただろうなぁ…
思うこといっぱいあるのでそのうち別のエントリーで書きたい。
ライブ・スペクタクル NARUTO
ナイスタイミングで再放送やってくれたので視聴。wowowさんグッジョブ。丸眼鏡のカブトさんかっこよすぎやしませんか…。影山と海堂見てて黒髪キャラだから違和感なくハマるのかなぁと思ってたけど、銀とか緑とか漫画色の髪でも似合うと知ってまじこの人次元がちげえよあこれが2.5次元かと思い知らされましたよね。
この段階でハイキュー日向役の須賀健太さんと一戦交えてたのが、もうホント少年漫画の伏線みたいでアツい。
ハイパープロジェクション演劇 ハイキュー‼︎
他のエントリーでも書いたけど、そこでは多少自重したのでここにも書く。
なんかもうさあ…ハイキューという作品が生まれたこの現代に、
もっというとハイキューという作品の舞台化が許され企画が動き出したそのタイミングに、
木村達成さんという俳優がテニミュで基礎を固めて世に出ていたという奇跡に感謝しましたよね…まさに、
“今、この位置、このタイミング、この角度で!!ドンピシャ!!!”
という感じだった。
で、何がすごいって
- 影山まじ影山
ってことに尽きるんですが、もうちょっと言うと
- 影山まじ影山
- 顔の造形が似ている
- 背格好が似ている
- 声と喋り方が(CV:石川界人)
- 立ち姿が似ている
- 動作も似ている
- ボゲェの言い方が正解すぎる
ここまではわりと心構えできてた。受身取れてた。
でも、ここからは完全に想定外だった。
- 影山まじ影山
- 顔の造形が似ている
- 背格好が似ている
- 声と喋り方が(CV:石川界人)
- 立ち姿が似ている
- 動作も似ている
- ボゲェの言い方が正解すぎる
- 発声が不安定じゃない
- 滑舌が悪くない
- 声を張っても耳障りじゃない
- 怒鳴ってもセリフが聞き取れる
- 棒読みじゃない
- 抑揚が過剰じゃない
- 一本調子にならない
- 感情が空回らない
- 変な間がない
- 表情が乏しくない
- 棒立ちじゃない
- 動きが鈍くない
- どんくさくない
- リズムに乗れなくない
- 決められた動作(ダンス、バレー)での身のこなしに違和感がない
- 木村達成さん本人は、別に普段から影山なわけではない。
減点方式っぽいのは仕様です。イケメンで背が高くてスタイルもよくて、演じるキャラクターに声も見た目もそっくりで、そこからさらに8〜22を兼ね備えている俳優さんがいるなんて夢にも思わないじゃないですか!!!びっくりだよ!!!え、まじで!?いいの!?そういうのずるくない!?!!!? 天が与えてくれるの一物までって習ったよ!!!
そんで最後の23番ですよね。素じゃないんですよね。演じてるんですよね。これ。素だったらまだ納得もいくんですよねそれはそれで別の意味で尊すぎて死人が出るけど。
ただもっとすごいと思ったのは2.5次元というジャンルですね。
上に書いたようなことは、俳優さんやキャラクターの名前を変えれば多分同じようなことを思っている人がたっくさんいるんだろうなぁと。その層の厚さに驚いている。いつの間にこんなに成熟してたんや…。今その最たるジャンルが刀剣乱舞だと思うのに、ゲームやってなくてその波に乗れないのが寂しい。
テニミュあれこれ(バクステ、チムコレ、ドリライなど)
山本一慶さんめちゃめちゃイケメンですね。
こういうのあるからグループってこわい。イジられ方とか昔の岡田君を彷彿とさせる…しかも舞台版弱虫ペダルで杉元役やってた人って認識してからは一慶さん見るたびに泣いてる。その公演見てないのに想像だけであああ、、、ってなってる。ペダステやばいな。。知ってたけど。。。
あとチムコレ見てて、私はハイキュー再演カテコの木村達成さんの挨拶の意味を取り違えてたな、と思った。「自分の体に嘘をつかない芝居をするということを自分の中のテーマにしていた」ってところ。私はこれを「自分の体が感じたことを芝居に反映させる、笑いたければ笑う」というような意味で受け取っていたんですが、きっと真逆で「苦しくもないのに苦しい芝居をしない、疲れているシーンなら本当に疲れていなければいけない」とかそういうことだったのかーと。それならやっぱり正解は中じゃなくて外にあるんですよね。リアクションではなくてアクションなんだなー。そりゃお腹もへりますわ。チムコレで言ってた「動きで感情が入る」とかの話は、感覚としてよくわからなくてすごく興味深い。そういえば私あまりこういうタイプの役者さんのファンになったことない。
バクステはコマだのけん玉だのアクロバットだの歌マネだの、謎のスペック畳み掛けてきてやばい。何がやばいってこれはこの人の本質じゃないんだろうなって感じさせるとこがやばい。副装備多すぎだろ…。
それでドリライなんですけど、2014年の小越勇輝さんのSAMURAIが私の中の男性ソロパフォーマンスランキングに食い込んでくるくらいかっこよかった…!ジャニーズともちょっと違う、なんだこの仕上がりは…!!ちなみに1位はジュリーの勝手にしやがれ。
舞台 暁のヨナ
未見。ジェハは他の役とはかなり毛色が違うのでDVD楽しみにしています。
木村達成が飛んだ!〜秘境への旅〜
木村さんがフィリピンに一人旅をするという設定のDVD。
俳優さんのDVDによくある、見てるこっちがどうしたらいいかわからない無言のイメージカットがあるんですが、「意外と間、もつな」と思ったとこもいくつか。これが「絵になる」ということか…。茶髪にパーマなので、すごい少女漫画にありがちな金持ちのツンデレボンボンみたいな役が似合いそうだな〜とか思いながら見てると意外と時間早く過ぎる。
でもこのDVD、とっても無駄が多い。切符売り場の前でうろうろして虫にたかられるところか、濡れちゃった裾しぼってるところとか、撮れ高になってないとこ延々と流すから。わかりますか?最高ですよね?めっちゃ贅沢ですよね?自担のオチもなんにもない行動垂れ流してもらえるってありえないですよね??その他、下記のような「自担で見たいシチュエーション」満載です。
- 現地の方とこなれた英語でコミュニケーションをとる自担
- お酒と共に彩られた街のネオンに溶け込む自担
- ビリヤードする自担
- やたらと犬に遭遇する自担
- 虫が嫌いな自担
- ナイフとフォークを普通に使う自担
- うまいじゃなくておいしいと言う自担
- 現地の子供達と触れ合う自担
- なんとなく小さな子供の扱いには慣れていなさそうな末っ子っぽい自担
他にも寝起きとかシャワーシーンとかもありますけど、個人的に一番おおと思ったのはしゃべる英語だけじゃなくて表情とかボディランゲージ的なのも板についてるところですね。妥協と諦めの滲んだ「オーケー(首を傾げる)」まじ最高です見てください。
ランチタイム終わりました
コント以上、ドラマ未満のワンシチュエーションコメディ。
メイキングのほうでグッときて自担で見たいリストに加えたのは「パワーポイントを知ってる自担」と「お箸を配る自担」ですね。ファミレスみたいなテーブルで皆がご飯食べ始める時にカトラリーケースからお箸を取り出して配ってたのは、何気ない光景だからこそ胸を打たれましたね…。リアルな後輩感ていうかね…。
本編は、くくり的にはTHE3名様とかに近いのかな?せとさんと山崎さんは安定感ある。木村さんはそんなに台詞も明確な役割もない。ただここで重要なのは、初めて映像作品を経験できたということと、もう一つおまけに映像でも妙な浮き方をしないということがわかったということですよね。「飛んだ」のナレーションやこの作品の映像での演技は未熟だし足りないところも多いけど、致命的な減点はない。それを事前にある程度把握できたのはとっても大きい。この作品に「初主演」とか冠つけてないところもそうなんだけど、木村達成さんは段階を踏んだ堅実な育てられ方をしていて、端から見るととても大事にされているなあと感じます。
ドラマ 弱虫ペダル
木村達成さん出演のニュースには諸手を挙げて喜びました。このキャスト変更はちょっと複雑だけど。
ドラマ版の今泉、私の中ですごいハードル上がってるのでどうなるのか期待してます。
それにしてもキャストの海堂薫率の高さよ…
ハイパープロジェクション演劇 ハイキュー‼︎ “頂の景色”
飛んだの特典メイキング見てからここに戻ってくると、影山の口調がすごくしっかりしていて新鮮。普段は声も高めだしその辺にいる大学生の喋り方なんですよね。。。このギャップ。。。
影山用の声を聞いてるとアニメ版の今泉の声にも寄せられそうな気がするけど、映像用の発声でもそういうのできるのかなぁ。木村さんの見た目や声、芝居のタイプや身体能力は舞台のほうが親和性が高いんじゃないかと思ってたけど、映像でも存在が過剰にならないことがわかったから、ドラマでのお芝居がどんなふうに仕上がるのかわくわくする。なんか、すごい。今までやったことのない未知の領域に踏み込んでいく人をリアルタイムで見られるって、久しぶりかもしれない。見届けたいなぁ。