王様の耳はロバの耳

言いたいけど言えないからここにうずめる

言いたいことはひとつだけ──舞台『Vamp Bamboo Burn』を観た

先日、劇団☆新感線 SHINKANSEN☆RX『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』を観ました。あらすじ等は公式サイトにて。言いたいことはひとつだけなんですけど、ネタバレなのでブログに。




以下ネタバレ感想。













演技の上手いジャニーズ・生田斗真 vs 歌って踊れる俳優・中村倫也とあっては見逃すわけにはいかないと思っていそいそと出かけて行ったのですが、しょっぱな生田さんの登場シーンめっちゃ燃えました。Kyo to Kyoかな?つって。千年メドレーかな?つって。実際ある意味千年メドレーだった。生田さん、やることなすことかっこ悪いのに、なぜか逆にやんごとなき正統なジャニーズの血を受け継ぐものって雰囲気漂ってきててかっこよかったです。


千年メドレー言いたかっただけなんですけどあと少しだけ。


中村倫也さん、Twitterでその有岡大貴みが話題になってましたが、舞台上だと一昔前の生田斗真みがあって震えました。「誰々みたい」って全然褒め言葉じゃないとは思ってますが、今回の作品に関してはその佇まいが意図的なものにも思えるのであえて言いたい。中村さんは生田さんの影で、そのせいで対極にあろうとする生田さんの役にぴりっ、ぴりっと緊張感が漲るので2人のシーンはかなり見応えありました。


小池栄子さん、客観的で再帰的な演技を突き詰めてって身体性にまでいっちゃってるのすごい。この人どこまで行くんだろう。


ジャニーズWEST神山智洋さん!よく「チャンスの神様には前髪しかない」と言われますが、神山さんはその前髪ひっつかんで30mぶん投げるみたいな勢いがあってとても良かった。


高田聖子さん相変わらずチャーミングでした…。


下ネタも抑えめで、クドカンのベタパロディ能力とメタパロディ能力の両方を満遍なく楽しめる、面白い作品でした。